ロールスクリーンの法的保護

 ロールスクリーンは、カーテンとは違ったオシャレ感があり、人気があります。今、新築マンション、新築一戸建てを買うなら、ロールスクリーンを備える人が多いと思われます。 そのような人気商品ですと、簡単に調査をしただけで多くの特許などが出願されていることが分かります。 ロールスクリーンは、遮光する部分を巻き上げる機構を備えております。このような動作を伴った建築材は、その機能に特徴的な効果が認められ、その構造が新しいものである場合には、特許によりその技術的思想を保護することができます。また、材質等に特徴があリ、技術的効果を奏する場合も同様です。 特許の保護期間は、出願から最長で20年です。最初の基本的な特許権はもう既に保護期間が満了しております。 また、ロールスクリーンは、家屋の内外のいずれかから見たときに美的特徴があるものがあります。その場合には、そのデザインを保護する意匠法によって保護が可能です。意匠権を取得するためにも審査を経る必要があり、新規で創作が容易でないことが必要となります。 意匠権の保護期間は設定登録から最長20年です。簡単に調べてみますと、数十件程度の意匠権が発生しております。意匠権の取得にかかる費用は特許の数分の一と、安価です。建材業界では、多くの建材が意匠権によって保護されています。 また、同様にデザインを保護するには、殆どデッドコピー品に限られますが、不正競争防止法による保護が可能です。不正競争防止法は、特許法のような権利付与法ではなく、行為規制法ですので、直接裁判所に保護を求めることになります。 不正競争防止法による保護は、最初の販売の日から6年間です。 また、ロールスクリーンの個別の商品名等の商品標識は、商標法によって保護されます。使用によって商品名に蓄積した信用を保護し、第三者の商品標識の模倣を防ぐことができます。 商標権による保護は、原則として設定登録から10年間で、その後何度でも権利の更新ができますので、事実上永久に保護が可能です。 また、商品標識の保護は、不正競争防止法によっても可能です。但し、その商品標識がある程度広く知られていなければなりません。不正競争防止法による保護の期間は、その商品標識の第三者の使用行為があった時から始まり、その行為を辞めた後最長で20年間です。 なお、著作権法は、ロールスクリーンのような工業製品は保護しません。しかし、建築の著作物の一部として稀に保護対象となる場合があります。

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